MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

【登山用ストック】ブラックダイヤモンド ディスタンスFLを買った

登山用のストックを購入しました。

ブラックダイヤモンドのディスタンスFLというモデルです。

 

さかいやスポーツのみっけもん市で、2014モデルが47%OFFの7980円だったので買ってしまいました。

ストックを購入したのはこれで3回目かな。はじめてのブラックダイヤモンド、はじめてのZポール、はじめてのフリックロックです。

 

 

 

さかいやスポーツは僕が定期的に巡回している登山専門店で、有名ブランドの品が結構安く売っています。登山する人なら大抵はお世話になる店ですよね。僕はかなり吟味して買う方なので購入実績は少ないですけど。

 

今回はさかいやスポーツの中でも一番大きなセールであるみっけもん市が開催されており、通常よりも値引率が高かった事も、購入のきっかけでした。

 

登山用ストックですが、10年くらい前にLEKI(レキ)の「マカルー ウルトラライト アンチショック」というモデルを購入して使ってきました。当時13000円位したと思いますが、気に入って使っていました。結構ヘビーに使う道具ですが、丈夫で安心して永く使える“良い物”でした。

昨年の常念登山で数年ぶりに使いましたが、長さ調節の固定がいまいち安定しない状態で、使えない事は無いのですが、新しいストックが欲しいなあと思っていました。

この固定がきちんとされないことを、当時の我々の仲間内では「LEKI問題」といい、レキのストックを買った友人も含め、購入後割とすぐに起きていたように記憶しています。

 

で、今回購入したのはこちら。

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◇ブラックダイヤモンド・ディスタンスFL 12-140cm

※一緒にノースフェイスのサンバイザーも購入しました。サンバイザーずっと欲しかったのですが、ようやく気に入ったものが買えました。

 

購入したのは、唯一在庫があった120-140cmのタイプ。

このBD社のストック、いわゆるZポールを採用しており、テントポールのように接合部を外して折り畳む事ができます。ポールの中にはケーブルが入っているので、バラバラになる事はありません。そして、握りの部分のすぐ下に、「フリックロックpro」という長さ調整パーツが付いており、ポールの長さを120cm〜140cmで調整する事ができます。

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この写真のグリップの下がフリックロック。まあ留め金ですね。シンプルな機構ですが、従来の回転ロック式に比べて簡単にロックできるようです。ブラックダイヤモンドのストックが出始めた当初は、2か所のフリックロックで伸縮させていましたが、最近のトレンドは分割機構らしく、フリックロックは1か所だけです。昔のフリックロックに比べてパーツも小型化されています。

 

ストックの他に、収納袋と、ストックの先端部分の替えパーツが付属します。

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先端部分は、最初は「ラバーティップ」という樹脂製のパーツが装着されていますが、普通山では使わないと思いますので、写真の「カーバイドティップ」に速攻で換装しました。

 

折り畳み状態

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このストックの最大の特徴である、折り畳み時のサイズ。

非常にコンパクトになります。レキは約60cm、ディスタンスFLは約40cmになります。この小ささだと、ザックの中に収納するのも容易と思われます。

 

ポールを伸ばした状態

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シャフトはアルミ製で、重量は約500gです。レキのストックも結構軽いので滅茶苦茶軽量化できたわけではありません。

カーボンモデルで300gを切る重量の物もありますが、軽さは丈夫さとトレードオフの関係なので、ベーシックなアルミが良いと思います。

 

ちなみに、レキのストックにはアンチショック機構(ストック結合部にバネがあり、衝撃を吸収してくれる)がありましたが、ディスタンスFLにはありません。

実際に同じ長さにして振り回してみると、ディスタンスの方が若干軽いかな?という幹事です。恐らく先端部分の軽さがそう感じさせるのだと思います。

 

 

グリップ形状

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レキは硬質コルクのグリップを採用していましたが、ディスタンスFLはウレタングリップです。握りは結構細めです。ディスタンスFLのグリップは縦方向に長い作りで、登りの斜度に応じてグリップ位置を変えられるような作りになっています。

 

まだ未使用なので使用感はわかりませんが、レキのグリップはかなり握りやすくて気に入っていたので、それ以上の握りやすさだといいなと思います。

 

唯一の不満点 スノーバスケット装着不可

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このディスタンスFLは軽量モデルということで、ストックの先端部分にスノーバスケット等を装着できない作りになっています。

正直、なぜこのような仕様なのか疑問です。雪山対応のストックと共通の部品にすればいいのに。この部分で購入を最後まで悩みました。

 

ネットで検索してみると、この先端部分をレキのパーツに交換してしまう改造もよくされているようですが、石突部分だけで1個1000円以上、バスケットと2組購入すると3000円以上しちゃうので、僕は諦めました。

 

レキのストックも、今回の撮影のために色々いじくってみたら、長さ固定も大丈夫そうなので、冬場はレキを使うことにします。

 

 

 不満点もありますが、コンパクトに収納できる軽量ポールということでこいつには期待しています。とりあえず、雪が消える6月頃の夏山でデビュー予定。

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 久しぶりの山道具購入レポでした。

使用感など、またレビューするかもです。