MSX3メモ

登山とか写真とかを記録するブログ。最近はマラソンがメイン。

山スキーの装備を雑に紹介

【2017年2月加筆】

なんだか最近グーグル検索の上位に表示されるようになったせいか、大勢こちらのページに訪れるようになりました。あらかじめお断りしておきますが、筆者の山スキースキルは初級者レベルで、ここは自分の記録程度で書いた文章です。特に初心者の方はここの情報を鵜呑みにせず、きちんとショップなりベテランの指導の下山スキーを楽しんでくださいね。安全第一でお願いします。【追記終わり】

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2008年頃に初めて山スキーという体験をしました。

スキーはそれほど上手じゃなくて初心者に毛が生えた程度なんですけど。登山が好きな以上に、山スキーは好きかもしれない。

 

なぜ山スキーが好きかというと、下山が超絶ラクだからというのが大きいですね。(そうでもないときもけっこうある)

登山という行為の弱点というかあまり面白くない要素の一つに、下山がカッタルいってのがあると思うんですよ。夏山の下山はモチベーション上がらないですよね。帰るために来た道を戻るっていう、脚には負担がかかるけど楽しさは無いみたいな。

山スキーの場合、スキーで下ることが目的でありプレジャーですし、普段は登頂が目的で登山してるけど、山スキーは登頂後に更に楽しみがある、みたいな。下山の時間も歩きに比べて圧倒的に早いので、普段は日帰りでいけないような山にも行けちゃうというメリットもあります。

それになにより、雪山ってきれいだし、基本的に人少なくて快適だし、涼しいし、道具を使いこなして山を攻略している征服感もあって、楽しいんだと思います。

※もちろん、天候には注意が必要だし、怪我したら生命の危険あるし、雪崩や落石にも注意が必要なのは言うまでもありません。

 

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そんな大好きな山スキーですが、始めるには道具を揃える必要があり、かつそれらの道具はそれなりに高額な訳です。始めるまでの経済的なハードルはかなり高いと言わざるを得ません。

山スキーっていうのはかなりニッチな趣味ですから、道具も専門店に行かないと売ってないです。そして万人が必要としている物ではないので価格が高止まりしがちです。スキー、ビンディング、ブーツは最低限必要ですが、それらを揃えるだけでも最低10万円はかかります。僕は今からもう一回道具揃えろって言われてももう無理です。今ある道具を大事に使わないと。

 今回は、そんな大切な山スキー道具を紹介します。これから山スキーを始める人はこのサイトなんか見に来ないと思いますが、自分の記録として。 

◎ギア編

スキー

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フォルクルのスノーウルフというモデルを使用しています。

山スキーを始めて次の年、確か2007年にヤフーオークションで購入しました。確かセットで5万円位だったと思います。長さ175cmでそれほど幅広の板ではありません。山スキー専用品のためすごく軽い。

滑走性能は、正直よくわかりません。あまり太いスキーではないので深雪に向いているモデルではないと思いますが、これ以外に使ったこと無いので。手に入れてからは、ゲレンデスキーもこれで行っていました。回数はそれほどでもないですが、年数的には結構使い込んでいます。

スキーシール(スキン)

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シールとは、絨毯のように毛羽立った布をスキーの形にカットしたもので、毛の流れが後ろに向かっているため、これを付けて斜面を登ることができるという山スキーには無くてはならないアイテムです。

こちらは、鮮やかなブルーがまぶしいスノーウルフ専用のスキーシールです。スキンクリップシステムとかいう名称だったと思いますが、スキーのトップに穴が開いていて、シールを取り付けやすいとか何とか。これ以外に使ったこと無いので使いやすいのかどうかわかりません。機能的には普通だと思います。

僕シールで山を登ること自体は大好きなんですが、得意ではないんですよね。緩斜面をいい天気の中でぺったんぺったん登って行くのは楽しいですが、大体そのうち急斜面になってきます。そうするとシールが効かなくて

正直回数自体はそれほど使っていないのですが、年数は経過しているためか、糊の粘着力が弱まってきています。  

ビンディング

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「フリッチ ディアミール フリーライド」を愛用しています。僕が山スキーを始めた当時は、ほとんどのスキーヤーがディアミールを使用していた位シェアが高かったと思いますが、今はTLTビンディングに押されているのか、あまり見かけなくなりました。どうしたんでしょうか?

フツーのゲレンデ用ビンディングと同じ感覚で使えて、ヒールフリーはワンタッチだし、クライムサポートも3段階あって登りやすいし、がっしりしていて滑走性能も高く、ちょっと重いけど信頼できる素晴らしいビンディングです。

 

FRITSCHI DIAMIR(フリッチ ディアミール) イーグル12 90mmブレーキ付 FR41504 SM

FRITSCHI DIAMIR(フリッチ ディアミール) イーグル12 90mmブレーキ付 FR41504 SM

 

 ストック

上の写真にありますが、フツーのアルペン用ストックを使用しています。正直これだと長さ調節できなくて不便ですが、雪山用のストックを持っていないので。

前回針ノ木雪渓に行ったときは、レキのストックを使いました。レキ問題(ストックの長さを固定する機能が不安定)で歩いているうちに不意に短くなったりしてちょっと苦労しましたが、山スキーにはやっぱり長さ調節できるストックがあったほうが便利ですね。先日購入したBDのディスタンスFLはスノーバスケットが付かないんだよなあ。ちょっと失敗したなあ。 来年は雪山用のストックも買わないと。

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山スキーブーツ(兼用靴)

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スカルパの「マトリックス・プラスフィット」というモデルを使用しています。ICI石井スポーツで購入しました。45000円位したと思います。高い!!高級品です。

当時のスカルパ山スキーブーツの中で最軽量モデルでした。ちなみに「プラスフィット」というのは熱整形のインナーブーツを採用したモデルということです。

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ソールはビブラムソールです。登山靴のソールと同じですが、このブーツで岩稜歩きはなかなか大変です。

スキーブーツとしては大変軽量です。シェルもやわらかく、アルペンブーツのようなゴツっとした感覚はありません。それでも登山靴に比べればやっぱり歩きにくいですけど。当時インナーブーツを熱整形して、シェルも足の幅に合わせて広げてもらったのですが、このスキー靴で山スキーに行くと、とにかく踵と土踏まずの靴擦れがひどいです。保温性が高く足全体で多くの汗をかくのですが、それを放出する機能は無いのでブーツ全体がかなり湿っぽくなり、それが靴擦れを悪化させているようです。靴下とかバックルとか色々調整しましたが駄目でした。来期は何とかしないと。

ザック

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デイナデザインの「タトゥーシュ35」というモデルを使用しています。

デイナデザインというブランドはどうやらもう消滅してしまったらしく、デイナのザックに出会うことは街でも山でもほとんど無いのですが、僕が山を始めた2000年代初頭では、デイナデザインは高級ザックの代名詞でした。縦走用とかでも名作と言われるザックが多かったと記憶しています。

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このタトゥーシュ35はバックカントリースキー用に特化した小型ザックです。バックカントリーに求められる機能はすべて網羅しています。しっかりとした生地、重量のあるスキーを背負うためにかなりがっしりとしたショルダーベルトとウエストベルトが付いています。水抜き穴のついたフロントポケットには、ゾンデ棒やシールを入れるためのポケットもあります。

容量35リットルは正直微妙に小さいです。僕が山スキーに出かけるのは大体春の天気がいい日ですが、一応防寒着一式は持っていきますので、フリース(またはダウン)と下手したらアウターシェルもザックにしまって行動するケースも多く、主に衣類と食料でパンパンになります。もう5リットル大きければ最高なんですが。

トルソーサイズはMサイズで僕には少し短いのがちょっと残念ですが、もう手に入らないですし、機能もデザインも最高に気に入っているザックですので、大切に使いたいです。

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こんなふうにスキーを付けることも出来ちゃいます。

ピッケル

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シモンのジャガーライトというモデルです。縦走用より短い45cmで、山スキー用に短いものがいいと思って買いました。おなじみカモシカスポーツのがらくた市で購入。実は実践ではまだ一度も使った事ありません。残雪期の僕が行った山では今まで出番がなかったですね。

過去に登山の師匠から一度だけ滑落停止の訓練を受けた事あるんですが、もちろん滑落もした事無いし、そもそも歩くときのピッケルの使い方を知らないんですよね。これから本格的に残雪期の登山をやろうとするとピッケルワーク必須になりますので、どこかできちんと使い方を習得したいとは思っています。歩行用には短いですが。 

スコップ

エキスパートオブジャパンのスーパーバッドヘッドというモデル。

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ピッケルに取り付けて使うスコップも持っていますけど、こちらも使ったことありません。厳冬期に山に入るガチなスキーヤーは、雪洞掘ったりするらしいんであったほうがいいと聞きますが、僕は今まで必要だと思ったこと無いですね。

アイゼン

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 これも確かカモシカスポーツのガラクタ市で購入したと思います。2007年頃に購入したと思いますが、買った当時はほとんど使った事無かったと思います。

今シーズンの乗鞍山スキーで初めて山スキーで使って、その後白馬大雪渓、針ノ木雪渓とすべて使っています。ツボ足で歩く時アイゼンがあると無いとでは疲労度が全然違いますね。山スキーでは主にずり下がり防止として使っています。

当然、条件が悪くなると命を守る装備になりますので、どんな天気でも雪山に入る際には必ず持っていくべきものです。 

 

◎ウエア編

山スキーのウエアを紹介します。これも貧乏な僕は新しいモノが買えませんので、それこそ10年以上同じ服を使っています。ただ、春山とはいえ、雪山に入るわけですからそれなりにしっかりしたものをセレクトしないと命にかかわります。

山スキーって登りは汗ダクダクですごい暑いんですが、下りはスイーッとスキーで下るだけなので天候によっては寒かったりしますので、登山と一緒ですが脱ぎ着で温度調節してあげることが基本となります。そして防水と速乾が重要です。

ベースレイヤー

パタゴニア R0.5トップ」

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今はカタログ落ちしてしまったパタゴニアレギュレーターシリーズの最薄モデル「R0.5トップ」を10年来愛用しています。このR0.5はパタゴニアのレギュレーターシリーズ(当時フリースの事をレギュレーターとか言ってた。R2とかR1とかはその名残。これ豆)では最も薄いモデルで、素肌に直接着用しますが、非常に高性能で、汗をかいても全く濡れた感じがしなくてさらっと快適。いい天気のスキーの登りではこれ一枚で十分の保温力で、ミゾオチ付近まで開くジッパーで温度調節も自在。寒いときは上にR2なりライトニングジャケットを重ね着すればばっちりです。

定価は1万円もする高価な下着だけど、当時近所のショップで半額で購入。すごくお気に入りの一着です。

 今買うならこの辺がいいと思います。

(パタゴニア)patagonia M's R1 Full-Zip Jkt 40128  BLK S

(パタゴニア)patagonia M's R1 Full-Zip Jkt 40128 BLK S

 

 

CW-X エキスパートモデル

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マラソンでも愛用しているCW-X。登山や山スポーツはマラソンに負けないくらい負荷の高いスポーツなので、うんと寒いとき以外は履いてます。

 

 

ちなみに、うんと寒いときはこちら。

 本当に寒いときには基本山に入らないので、ほとんど出番は無いです。

ミドルレイヤー

パタゴニア R2ジャケット

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まあ、ド定番ですがパタゴニアのR2を愛用しております。これももう買ってから10年以上たちます。2005年モデルです。着心地が非常にいいのと、暖かいのに通気性がいいという性質から山にぴったりです。最近はダウンが進化して保温着と言えば軽いダウンを使う人が多いですが、体にフィットするR2の着心地は捨てがたいものがありますよね。

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アウターシェル

アークテリクス シータLTジャケット

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カナダのブランド、アークテリクスの汎用アウトドアジャケットです。2003年にヤフオクで33000円で落札しました。定価は当時7万円位してました。

ゴアテックスXCR3レイヤー、当時はアークしかなかった止水ジッパー、非常に細かいステッチ処理、立体裁断による動きやすさなど、どこをとっても妥協の無い最高級ジャケットです。いわゆる普通のマウンテンジャケットのデザインなので冬山全般に使えるのですが、僕は本格的な冬山はほとんど入らなかったので、あまり着た記憶がありません。むしろ透湿性能が高いので雪かきとかで使った方が多いくらいかも・・・もったいない。

昨年久しぶりに着たら、フロントジッパーが破損していました。修理しなきゃ。

 

パタゴニア ライトニングジャケット

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夏山ではカッパとして使っているパタゴニアのハードシェル。上のシータLTジャケットのような雪山用ジャケットでは無いので、軽量コンパクトです。デザインがかっこよくて街でも良く着ます。山スキーでは、天気が良くて暖かい事がわかっている場合はこれを使います。

注意する点としては、防水性能は高いのですが、普通のレインウェアと同じで軽さ優先に作られているので生地に耐久性はありません。山スキーというのはスキーですから、常にスキーのエッジが体に接触する可能性があります。この手の薄手のシェルは、ちょっとエッジが当たるとスパッと切れる可能性があります。上のような雪山用シェルは、痛みやすい所や擦れやすい箇所に補強がしてあるので、安心感があります。その分重くてかさばりますが。

初めて山スキーに行くような人が揃えるなら、本格的な雪山用ジャケットは必須です。

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モンベル ドロワッドパンツ

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山スキー用にヤフオクで6,000円くらいで落札したもの。ゴアテックス使用で完全防水、尻とひざ部分に薄い中綿が入っている冬山用オーバーパンツです。

古いので表面の撥水効果はほとんどありませんが、濡れても中までは浸みてこないのはさすがゴアテックスCW-Xの上に着用しますが、暖かい日は若干暑い。でも春のべた雪でも濡れないのは安心感があって良い。スキーのエッジでそこかしこ切れていますが、とても丈夫なパンツです。レインウエアにくらべて生地の摩擦もあるので、雪で滑らないのも大事なこと。

 

その他

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雪山は上からの日光と同じくらい地面からの照り返しがキツいので、防止、サングラス、日焼け止めは必須です。僕は過度に紫外線を浴びるとすぐに口唇ヘルペスを発症するので危険です。ヘルペスはともかく裸眼では雪目になってしまう危険もありますので、サングラスは用意しましょう。ちなみにぼくは先日の針ノ木岳下部藪漕ぎの際に帽子に乗っけておいた写真のサングラスを紛失して、その後ゴーグルで登りました。ゴーグルあって良かったけど暑かった。サングラスは良いの欲しい。

雪山ですから、当然きちんとしたグローブも必須です。写真のものは暑い時の登り用の簡易なやつです。僕は基本的にスキー用、歩き用、予備毛糸と3個持っていきます。グローブを失うと最悪指を失いますので、予備を必ず持ちましょう。

 

雑ですが以上になります。繰り返しますが、くれぐれも信頼できるショップやベテラン先達のアドバイスのもとに山に入ってくださいね。僕のはただの落書きですから。

 

 

最後に2016シーズンの山行記録です。

 


 

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