MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

登山用の一眼レフカメラバッグはこれが最強!「パーゴワークス フォーカス 2016年モデル」を買った!

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皆さんこんにちは。msx3です。

「登山に一眼レフカメラを持っていく時のカメラバッグは何がいいか」をテーマに、過去何回か考察記事を書いてきましたが、いよいよこのシリーズは完結です。ついに登山に最適なカメラバッグを手に入れました。

「PaaGo WORKS パーゴワークス フォーカス CB-03(2016年モデル)」購入しました。

このカメラバッグ、すべてのトレッキング一眼レフユーザーにおすすめできる最強のカメラバッグでした。

購入するまでの経緯

 過去記事はこちら。

悩んだ末に、先日登山用のカメラバッグとして、「バンガード OSLO37スリングバッグ」を購入したばかりですが、どうにも使い勝手に満足いかず、新しいカメラバッグを探していたんですが・・・詳しくはこちら。

  スリングバッグはイマイチ使えなかったし、やっぱりショルダーバッグタイプが無難かなー、なんて思いながら、何気なくパーゴワークスのサイトを見てみると・・・

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「フォーカス新作!」のバナーがあるじゃないですか!

ちなみにオフィシャルサイトはこちら。見ると欲しくなる素敵なサイトです

paagoworks

パーゴワークスといえば、先日「スイング」という新モデルが登場して、これがフォーカスの新型かと思っていました。

スイングは結構いいなーと思いましたが、ノーマルタイプでも別売りインナーバッグ付けて8,640円・・・ちょっと高い。サイズも、「小型一眼レフまたはミラーレスに対応」ということで僕のEOS-50Dにはちょっと小さい。ということで見送っていました。

 新フォーカスについて

先代モデルのフォーカスは、登山用のカメラバッグとしてかなり評判がよくて、レビューしている人もたくさんいました。僕も先代フォーカス Lを欲しいと思っていたのですが、いつの間にか販売終了していて残念だったんですが、これがリニューアルして復活。

従来モデルのユニークな機能を踏襲しつつ、サイズと機能をアップさせてきました。主な特徴は以下のようなもの。

  • ザックのショルダーストラップに連結可能で、優れた速射性と荷重分散を両立
  • ショルダーストラップ付属で単体使用もOK
  • 雨に強いコーティング生地と、高機能なポケット類

公式サイトによると、

従来モデルに比べてひとまわり大きくなった新フォーカスは、CANON 70Dクラスを標準ズーム付きで収納可能になっただけでなく、開口部が広くなったことでカメラへのアクセス性も向上しました。また本体にはPVCコーティングを施した防水性の高いナイロンを使用し、徹底的に縫い目を減らしたデザインとすることで雨に強いバッグになりました。カメラを取り出すとバッグをフラットにできるので撮影中に邪魔になることもありません。

とのことで、CANON 70Dサイズに最適化し、かつ防水性能を高めたらしい。これは欲しい!

…で、一晩悩みましたが、買いました。(=一晩悩んだだけで結局ポチった)

久しぶりに物欲を強烈に刺激されました。


 


直前に4300円払ってスリングバッグ買ってますからね。合計12,000円以上使ってます。理想のカメラバッグに出会うためには仕方ないですけどね。楽天市場の「アートスポーツODBOX」という店で、ポイント10倍送料無料でした。ポイント10倍とはいえ、8,100円ですからね。安くないですよ。

ちなみにamazonではマーケットプレイスが1店舗のみ、楽天でも数店舗しか取り扱いが無く、基本割引は無しでした。まだまだ世の中に出始めの新商品です。もう少し待てば割引するショップも出てきたかもしれませんが、正直なところ誰よりも早く欲しいと思いました。 

 

以下、写真多めで紹介します。

パーゴワークス フォーカスを紹介

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セット一式

在庫ありだったので、注文後すぐに届きました。本体と付属品一式。思ったほど大きくなく、OSLO37のような嵩張り感もありません。カメラが入っていないと薄くなる点は非常に素晴らしい。重量350gで非常に軽量です。質感もとても高い!

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本体、仕切り板、ショルダーストラップ、ザックとの連結アタッチメントが付属します。防水性を高めたためか、前モデルにはあったレインカバーはなくなりました。

裏側

ハンドストラップがあります。連結されたバックルは、ザックに取り付けるorショルダーストラップを取り付けるためのものです。また、固定の為、背面にザックのウエストベルトを通せる作りになっています。ここをうまく使えば、ザックの別の部分に固定することも可能です。

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フラップを開けた状態

メインフラップはバックルで開け閉めします。バックルは本体側で長さ調節可能です。フラップを開けるとカメラ収納部と、止水ジッパー付の小型ポケットが2個、デイジーチェーンがあります。ポケットのジッパーは大型の取っ手が付いていて、開閉はとてもスムーズです。

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カメラ収納部

クッション付きのインナーバッグがセットされています。ここにカメラを入れます。巾着状に口を閉じることもできますが、通常使用では中に折り返して使うほうが出し入れがスムーズでしょう。

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サブポケット

止水ジッパー付きのサブポケットが2カ所あり、それぞれマチ付きで収納力は結構あります。スマホやモバイルバッテリー、ケーブル類などを入れるのに良さそう。前モデルは前面がガバっと大きく開九タイプでストレッチ素材でしたが、新型は防水性を高めるためか本体と同じ生地で堅牢な作りです。伸縮性はありません。

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横から見る

ブランドロゴと、その下表裏にカラビナ等を付けられるフックを備えています。背面側のベルトスリーブはサングラス等を付けるのに良さそう。

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ちにみに、PaaGo とは「Pack and Go」の略だそうです。素敵です。

 

フラップ部のポケット

大型のフラップに止水ジッパーで開閉するポケットを備えています。ほぼフラップの大きさそのままのサイズですので、たくさん収納できますが、マチはないので薄い物を入れる場所です。財布や車のキー、フィルターやレンズカバーなどを入れるのに良さそうです。

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タグの裏に説明書き

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インナーバッグ

本体からカメラを保護するパッド入りのインナーバッグを取り外す事ができます。降雨時などはインナーバッグごとザックの中にしまったり、単体で別のバッグに移し替えて使う事も可能です。

上部のコードは絞って巾着のようにふたを閉じる事ができます。

バッグ本体とは、両サイドの黒い部分のマジックテープで固定します。

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インナーバッグを取り外した本体内部

例えば、カメラを収納したインナーバッグをザックにしまい、その間は別のものを入れる事もできます。500mlのペットボトルなども余裕で入ります。

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カメラを入れてみる

EOS50DにEF-S18-135mmをフード付きで収納してみます。

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上から見るとこんな感じ。レンズ先端がバッグの底に付く前に、ボディが引っかかります。ジャストサイズです。思ったほど余裕は無いです。

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上の状態でフラップを締めるとこのようになります。かなり薄く収納されます。フラップのバックルは一番短い状態でしまります。

写真ではカメラのストラップは外に出していますが、中に入れる事もできます。

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最大収納に挑戦

上記に加え、EF-S10-18mm広角レンズと、iPhone、モバイルバッテリーを入れてみます。18-135mmをカメラに付けたままだと厳しいので、10-18mmにフード逆付けで収納します。

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本体下部にEF-S18-135mmを入れまして

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付属のクッションパーツを面ファスナーでセット

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その上から本体を差し込みます。高さが足りずにボディがバッグからはみ出しますが、一応入っています。

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ストラップも折り畳んで入れます。サブポケットにはiPhoneとモバイルバッテリーを入れました。写真はiPhone4Sですが、実際にはiPhone6なので少し頭が出ると思います。ジッパーは閉められません。

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全部入れてフラップを閉じます。バックルは少し長くしました。フラップが柔軟なので内容物のサイズが大きくても、無理して収納することができますね。これだけ入れると結構ゴツゴツして見た目が良くないですね。

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バンガードoslo37と比べると本当にコンパクトなバッグですが、僕が求める「ズームレンズ付き本体とレンズ一本」をきちんと収納できる事に驚きます。さらに限りなくコンパクトに収納できます。これは素晴らしい。ただし、この状態ですと結構重いです。

 

カメラを入れないと

こんなに薄くなります。これはとても素晴らしい機能です。カメラバッグには無い発想でデザインされており、非常にスマートです。

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携行方法

以下、パーゴワークスのサイトから写真をお借りします。

ザックに取り付ける場合

こんな形でザックに取り付けて使用するのがデフォルトです。

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カメラを素早く出し入れできますね。ザックに付ける事で重さもそれほど苦になりません。

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ショルダーバッグとして

空身で山頂アタックとか、登山以外で使うときはこのスタイルですね。この場合やはりカメラの重さはダイレクトに肩に来ますが、ショルダーストラップも丁寧に作られていて、小さいけどクッションも付いていて素敵です。

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ファストハイクなどでベストタイプの小ぶりなザックを使うときも、このたすき掛けで行きます。チェストストラップを背面に通せば、走れなくもないです。

まとめ

僕の求める登山用カメラバッグの機能は、

  (1)すぐにカメラを取り出せること

  (2)標準ズームを取り付けた一眼レフ本体、広角レンズ1本が入ること

  (3)あまり大きすぎず、なるべく軽い物

 なんですが、この条件を完璧に満たします。

 

パーゴワークスの製品全般に言えることですが、このフォーカス、「痒いところに手が届く」商品です。きっと、開発した人も登山に一眼レフを持っていくのに悩んだんだろうな、ということがわかる製品作りです。

パーゴワークスには他にもパスファインダーやニンジャタープなど魅力的な商品が多いので、これから徐々に揃えていきたいと思います。

 

フォーカス、これは絶対便利です。登山時の一眼レフカメラを持ち運ぶカメラバッグとしては最高の製品だと思います。

迷ったときはこれを選べば大丈夫ですよ皆さん!

 

以上で登山用カメラバッグ選びのシリーズは終了です。

皆様のカメラバッグ選びの参考になれば。

 

(2016.5.15追記):5/12の白馬大雪渓山スキーで実戦投入しました。

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山スキー用のザック「デイナデザイン タトゥーシュ35」に装着して、白馬大雪渓に行ってきました。以下使用した感想です。

  • カメラの出し入れは非常にしやすいが、本体がコンパクトな分50Dにはややタイトで、ボディが引っかかる感じがある。
  • 上蓋ポケットにiPhoneを入れると、出し入れが楽で良い。今回は前面のジッパーポケットは使わなかった。
  • ザックのウエストベルトを本体裏に通すことで格段に安定する。が、ウエストベルトを通すのが面倒くさい。フォーカス裏側のスリーブがマジックテープ等で開閉すればもっと楽なのに。と思いました。
  • ザックを背負う際、また降ろす際には、カメラ入りのフォーカスが片側だけのショルダーベルトにぶら下がった状態で、結構な勢いで振り回される格好になる。接続ベルトやパーツ、強度的に大丈夫かな?と不安になる。同時に、カメラを気にしてザックを上げ下ろしすることになり、めんどくさい。

多少気になった点もありますが、以前ズームバッグをたすき掛けしていた時に比べてほとんど重さを感じさせないし、下向いたときに気にならないし、スキーで滑降している時も振り回し感皆無でとても良かった。荷重がうまい具合に両肩と腰に分散されるので本当に重さを感じないので良いです。

今回は雪の中で使ったので本体が水に強い構造なのもカメラにとってストレスフリーで良かった。ザックを雪面に置いたときとかどうしてもフォーカスにも雪が付きますからね。